今年に入ってファミマのTカードを申し込んで否決になったというお話はしたと思います。
ファミマのTカードも審査が緩いクレジットカードの一つとして結構取り上げられているカードの一つだったので試しに申し込んでみたんですがあっさり否決でした。
実は数年前にもファミマのTカードには申し込んだことがあったのですが否決されました。
自己破産後6年ほどたっていたので通常であれば自己破産の記録なども奇麗になっていると思われますがだめでした。

当時はクレジットヒストリーなどという言葉も知らない時ですので自分の信用情報なども開示せずに申し込んだのですが、実はJICCの記録にある消費者金融の異動記録がずっと残ったままになっていたんですね。自己破産してますから年数的に言えば消えている記録ですが、これは昨年信用情報を開示して気付きました。

つまり、数年前にファミマのTカードや楽天カードに申し込んだ時、これらのクレジットカード会社はまずCICを見てクレジットヒストリーがまったくない、いわゆるホワイト状態である点でちょっとおかしいと思うわけです。
だって30歳以上の社会人がまったくクレジットの記録がないわけですから・・・ただ、この時点ではそういった人もいる可能性もあるわけで、さらにJICCを見ます。ほとんどのクレジットカード会社がJICCにも加盟していますからJICCもチェック。

すると驚いたことに数年前に消費者金融からお金を借りて、それがずーーーと延滞のまんま、パット見は借金払わないでバックレているように見えるわけです。
これを見たクレジットカードの百戦錬磨のプロからしたら、「ははーーん、こいつ自己破産か任意整理かやってるな」と判断されるのは当然でしょうね。

巷でよく言われるクレジットヒストリーがないのは逆によくないというのはこういった判断をされがちだということですね。
自己破産が明けた喪明けの期間はクレジットヒストリーを積んだほうがクレジットカードの審査に通りやすくなると言われるのはこういうことです。逆に言えばクレヒスがまったくないとあっさり否決の可能性が高くなるとも言えましょう。

仮に、JICCの記録がなかったとしたらどうなのか?という疑問がわきますが、JICCの記録は昨年訂正してもらっていますので現在は消えています。しかし、今年に入ってファミマのTカードは否決されていますから、CICに記録されているKDDIの異動記録が問題となって否決された可能性が高いですね。

じゃあ、どうやってクレヒスを積むのか?
手っ取り早いのは携帯やスマホを分割購入することです。携帯スマホの分割購入はCICが奇麗で、各携帯会社の社内ブラックになっていなければほぼ購入できますからこれで支払遅れなく出来れば1年ほどは頑張りましょう。審査合格の可能性はぐっと高まるのではないでしょうか。

ちなみに私はKDDIブラックですから今年に入ってスマホの分割購入は審査落ちでした。一昨年イーモバイルに新規分割購入を申し込んだ時も分割は否決でした。この時すでにKDDIの異動記録がついていたからだと推察されます。

では、なぜファミマのTカードは否決でアメリカンエキスプレスは合格なのか?
ここらへんからアメリカンエキスプレスの審査は緩い、アメリカンエキスプレスは誰にでも発行してくれる、などと言われるのかもしれませんが、恐らくJICCに上記の異動記録が残っていたら(未払いで放置状態)審査は通っていなかったのではないでしょうか。また、CICのauの異動記録は昨年で完了つまり完済していてそれから約1年ほど経過していますから、これがもし現在進行形だとやはり厳しかったのではないでしょうか?

従ってアメリカンエキスプレスは審査が緩いのではなく、審査基準が違うと考えていいと思います。
日本の各クレジットカード会社は信用情報に異動記録があればそれだけで、仮に年収1000万だろうが否決を出す傾向にあると言えるでしょう。
逆に言えば、契約社員で(あくまで自己申告ですが)年収200万ほどで(あくまで自己申告ですが)20代前半であって、クレヒスがなくても簡単にクレジットカードを発行してくれる会社もあるわけです。

どちらが審査が緩いのかは何とも言えないものがありますが、自己破産や任意整理などの異動記録がある人はとりあえずは完了(完済)にしないとさすがのアメリカンエキスプレスと言えども否決の公算が高いでしょう。